【ABJP】国内悪天解析図の見方

【ABJP】国内悪天解析図の見方

ABJP

何に使うの?

ABJPは、PIREPなどで通報された乱気流や着氷域の実況、ジェット気流、対流雲域、着氷観測、Remarksなどを教えてくれます。

タービュランスはそのマークの近くに、通報した機種と高度が表示されます。

タービュランスと着氷域は、前1時間以内のModerate(並)以上のものが表されます。

気象衛星からの赤外画像を使用しているので、雲の広がりなども見て取れます。

チャートの左側には英語で記号の意味や、番号が振られたエリアの詳しい情報が載せられています。

更に、気象庁の予報官によるジェット気流の解析や悪天域などへのコメントも加えられております。

【チャートの色分け】

  • 『高さによる色分け』
    • ピンク:14,000ft未満
    • 黄色:14,000ft以上FL240未満
    • 赤色:FL240以上
  • 『レーダーエコーの色分け』:水色〜赤色まで8段階で表示。
    • 水色:0 〜 1 mm/hレーダー強度
    • 青色:1 〜 5 mm/h
    • 紺色:5 〜 10 mm/h
    • 緑色:10 〜 20 mm/h
    • 黄色:20 〜 30 mm/h
    • オレンジ色:30 〜 50mm/h
    • ピンク色:50 〜 80 mm/h
    • 赤色:80 mm/h 〜 それ以上
  • 『雷の色分け』(雷監視システム「LIDEN」で観測された前10分までのもの)
    • 黄色の×:放電(雲と雲間)
    • 黄色の○:放電(雲と地上間:弱)
    • 黄色の△:放電(雲と地上間:強)

レーダーエコーが強いということは、そこのエリアでは何らかの降水現象が発生していると言えるでしょう。

いつ発表されるの?

【発表時刻】

  • 観測対象時刻正時から約25分までの間に発表

【対象時刻】

  • 06:00 JST (21:00 UTC)
  • 09:00 JST (00:00 UTC)
  • 12:00 JST (03:00 UTC)
  • 15:00 JST (06:00 UTC)
  • 18:00 JST (09:00 UTC)
  • 21:00 JST (12:00 UTC)

どうやってアクセスするの?

  • 【ログイン必要】航空気象情報提供システム(MetAir)
    • 空域の情報 > 国内悪天解析図(ABJP)

【参考文献】