【天気図】エマグラムの見方
何に使うの?
地上からラジオゾンデを1日2回飛ばして、上空の風向風速、気温、露点温度の情報を取集しています。
その情報をグラフにしたものがエマグラムで、この図から上空の大気の安定度を見極めることができます。
大きく分けて4つのエリアに分けられています:
- 札幌、秋田、館野、八丈島 エリア
- 福岡、鹿児島、名瀬、石垣島 エリア
- 浜松、潮崎、南大東島、父島、南鳥島 エリア
- 稚内、釧路、三沢、輪島、松江 エリア
【グラフの記号】
- 縦軸:気圧(hPa)
- 横軸:気温(℃)
- 赤線:気温(℃)の変化
- 青線:露点温度の変化
【上空に行くほど気温が上がる所】
通常上空に行けば行くほど気温は下がります。しかし、上図の八丈島上空では、一部上空に行くと気温が上がっているところがあります。
これは、逆転層があるからです。
逆転層があると、大気は安定しますが、視界が悪くなるというデメリットもあります。
【上空に行くほど気温が急激に下がる所】
逆に、上空に行くにつれて急激に気温が下がるところは、上空の寒気の影響などで大気が不安定なところです。
積乱雲の発達などに注意が必要でしょう。
【気温と露点温度の線が近づいている所】
気温と露点温度が近づいている所は、大気が飽和状態に近づいており雲や霧が発生している可能性が高いエリアです。
この範囲で雲の厚さやレイヤーが分かります。
いつ発表されるの?
【観測時刻】1日2回
- 09:00 JST (00:00 UTC)
- 21:00 JST (12:00 UTC)
どうやってアクセスするの?
- Sunny Spot
- 【ログイン必須】航空気象情報提供システム MetAir
- ログイン > セルフブリーフィング > 高層実況・エマグラム
【参考文献】