【FCVX13】1ヵ月予報資料 スプレット図の見方

【FCVX13】1ヵ月予報資料 スプレット図の見方

何に使うの?

「FCVX13」は縦に4つに分けることができます。

  • 一番左:28日予想(3〜30日)【予報1ヶ月平均】
    • 500hPa高度・スプレッド図
    • 500hPa高度高偏差確率・標準偏差図
  • 中央左:7日予想(3〜9日)【予報1週目の平均】
    • 500hPa高度・スプレッド図
    • 500hPa高度高偏差確率・標準偏差図
  • 中央右:7日予想(10〜16日)【予報2週目の平均】
    • 500hPa高度・スプレッド図
    • 500hPa高度高偏差確率・標準偏差図
  • 一番右:14日予想(17〜30日)【予報3週目の平均】
    • 500hPa高度・スプレッド図
    • 500hPa高度高偏差確率・標準偏差図

スプレッドとは、アンサンブル予報を構成している個々のアンサンブルメンバーのばらつきを示す指標。アンサンブル平均を基準とした個々のメンバーの予報誤差の2乗平均を、気候値の標準偏差で割って規格化した値を用いている。スプレッドが1程度であれば気候値程度(自然の変動程度)であり、1より小さい場合は気候値よりも小さく、1より大きい場合は自然の変動よりもばらつきが大きい。高偏差確率とは、大きな偏差(正と負の両方)の起こる可能性の程度、という意味。+印の影が正の偏差確率、-印の影が負の偏差確率。

閾値(しきいち)は、気候値の標準偏差のプラス、マイナス0.5倍として、バラツキの大きいところを示している。

図の見方は例えば、500hPa高度・スプレッドの図で信頼度の空間分布を見ると、予報1週目は影付き(スプレッド大)がなくばらつきが小さいので信頼度が大きいが、予報2週目からは影付きが増えてきており、後半2週間はほとんどが影付きのため、信頼度の高い予報(確率40%~50%)を出すことが難しくなる。

日本気象予報士会ホームページ

いつ発表されるの?

【発表時刻】週1回

  • 毎週金曜日

どうやってアクセスするの?

【参考文献】