【FXJP106/112】国内航空路予想断面図の見方

何に使うの?
FXJP106/112は予想天気図で、地域名、日本国内の航空路に沿って気温、風向風速、タービュランス域、圏界面、湿域が示されています。
注意点として、図の一番左が石垣で一番右側が札幌となっています。
これは、直線でつながっているわけではなく、折れ曲がっているので注意が必要です。
どのように折れ曲がっているのかは、図の右上の方に示されています。
また、予報される時間がそれぞれ6時間と12時間先と違ったり、3時間おきに1日8回発表されるので、最新のものが必ずしもいいとは限らず、自分の飛行する時刻に近い予想天気図を用いることが大切です。
FXJP106と112の違いは予報される時間で、それぞれ…
- FXJP106:6時間
- FXJP112:12時間
となっております。
FXJP106/112はコンピューターが算出しており、メソ数値予報モデル(MSM : MesoScale Model)が使用されている特徴があります。(FXJPは人の手で作成されている)
【図の意味】
- 細い破線:等風速線(丸く閉じていて風が強ければジェット気流)
- 太い破線:VWS│Vertical Wind Shearのエリアで、大きい数字の方が大きく揺れる可能性がある
- 黒三角:50kt
- 長い棒:10kt
- 短い棒:5kt
- 太い実線で囲まれたエリア:湿域│T-Td<3℃以内(雲ができやすい、もしくはできている│線の中だけに雲ができるわけではなく、線の外にも雲ができてるエリアが広がっている)
- 六芒星マーク:圏海面│対流圏と成層圏の境目で、揺れやすい
いつ発表されるの?
【ベース時刻】1日8回|3時間おき
- 00:00 JST (09:00 UTC)
- 03:00 JST (12:00 UTC)
- 06:00 JST (15:00 UTC)
- 09:00 JST (18:00 UTC)
- 12:00 JST (21:00 UTC)
- 15:00 JST (00:00 UTC)
- 18:00 JST (03:00 UTC)
- 21:00 JST (06:00 UTC)