プロフィール

こんにちは。当サイト管理人の”おかも”です。私について興味を持って頂き、ありがとうございます。

このページでは、「私がどうして”飛行機”や”パイロット”に興味を持ったのか」や「経歴について(まだまだ人生経験が浅いですが)」ご紹介させて頂ければと思います。

操縦経験のある飛行機

「飛行機」に興味を持ったきっかけ

私が小学生の時に毎年楽しみにしていたのが、北海道に住む祖父母の元に遊びに行くことでした。

夏休みや冬休みを利用して、祖父母の住むところへほぼ1日かけての大移動がとてもワクワクでした。

まずは、普段乗る機会がなかった「モノレール」に乗れるからです。先頭車両の一番前の席で、「コンクリートで出来たレール」「近くの川を航行する漁船」など普段とは違う景色を眺めていると、徐々に空港に近づき「新聞社のヘリコプター」「海上保安庁の機体」「駐機場の旅客機」が目に飛び込んできて、「今からあの飛行機のどれかに乗れる!」と思い、静かに興奮しておりました。

いざチェックインを終えて機内へと進むと、「小さくキーンと聞こえるAPUの音」「キャビン内の独特な匂い」「時折ポーンと聞こえるチャイム」「冷たく頑丈そうなシートベルトのバックル」など、とても刺激的でした。

離陸後にCAの方から「飛行機のおもちゃ」をもらってその場で組立て、祖父母の所や帰宅後もずっとそのおもちゃで遊んでいたのを今でも覚えております。

その中でも特に印象的だったのは、「飛行機の力強さ」や「独特の緊張感」です。新千歳空港を北側に向け離陸するとすぐに約180度右旋回し、南に航路を向けます。この時に、左の窓からは天が見えるのに対し、右側の窓からはさっきまでいた空港が見えます。

「バンク角をきつくとったときの景色」「エンジンが轟音を立てて推進している様子」「離着陸時の皆の緊張感が漂った機内の雰囲気」「時折気流の乱れで機体が大きく揺れるときに、まるでこんにゃくのようにしなっていた翼」など、これら全てに影響を受けました。

「パイロット」に興味を持ったきっかけ

ある日の吹雪の中、颯爽と空港へと向かうパイロットの後ろ姿に心が奪われました。

この年は、冬休みに祖父母の元へ遊びに行き、帰りの便まで時間があったので、空港の駐車場に止めていた車内で、皆でランチを取っていました。

とても吹雪いている日で、数十メートル先を見るのがやっとの状況です。

そんな中、空港にハイヤーで駆け付けたパイロットが、吹雪をもろともせず空港内に消えていきました。そんな後姿は、当時おにぎりを食べながら見ていた少年の心をわしづかみにしていました。

月日は流れ、私が高校2年生の時に海外から交換留学生がやってきて、クラスメイトとなりました。約1年時間を共にしているうちにだんだんとお互いに打ち解けられ、いろいろな話をしました。

そんな日々の中で、ある日、彼はニュージーランドで有効の「自家用操縦士免許」を持っているということを教えてくれ、実際に本物の免許を見せてくれたのが私の人生を変えた出来事だったと思います。

当時の私は17歳で、普通の高校生をやっていました。”自分は、車の免許すら持っていないのに、彼は飛行機を自由に操縦することが出来るのか……”など、いろいろと考えさせられる出来事となりました。

そして、当時私が知っていた周りのすべての大人の中に、誰1人とパイロットはいませんでしたが、「パイロットになる」という道を歩んでみようと思い立ったのでした。

経歴と取得した資格

高校2年生の時に、私の心は大きく揺れ動かされていましたので、高校卒業後は海外留学をしたいと決心しました。

当時担任の先生からは、”うちの学校から海外大学へ進学した実績がないのでやめた方がいい” といわれたり、3者面談で担任の先生が “やめるよう説得したんですけどね……”と、猛反対に合いましたが、まずは「両親」を説得し、「進路指導の先生/担任の先生」を説得し、アメリカの大学へと進学することが出来ました。

単に語学留学するのではなく、授業の一環として飛行機のことをすぐにでも学び始めたいと思ったので、飛行機について学べる大学を選びました。在学中は、一般教養に加え、FAAの「自家用操縦士免許」「事業用操縦士免許」「多発エンジン」「計器飛行証明」を取得し、「航空技術の分野で理学士号(Bachelor of Science : Aviation Technology)」を取得しました。

大学を卒業するタイミングで、航空業界の景気が悪かったことや奨学金を学校側から頂けるとのことだったので、そのまま大学院へと進み「航空安全学で理学修士号(Master of Science : Aviation Safety)」も取得しました。

帰国後は、JCABの「航空無線通信士」「自家用操縦士」「事業用操縦士」「計器飛行証明」を取得し、某航空会社で訓練を行い「エアバス式A320の限定変更試験」(国家試験)に合格し、後に副操縦士発令を受け、小さい時描いた「パイロットになるという夢」がひとまず達成されたと感じました。

留学への挑戦など、いろいろと立ちはだかる壁がありましたので、それらについても後々共有してゆければと思います。