【パイロットの種類】日本と世界のいろいろなパイロットの種類!
パイロットになりたいと聞けば、エアラインのパイロットを想像する人が多いのではないでしょうか?
しかし、パイロットと言ってもいろいろなパイロットの世界が世の中に広がっているのです。
今回はそんな日本と世界で活躍するパイロットの世界を見ていきましょう!
飛行機
【陸上】エアラインパイロット
まず初めにパイロットとして思い浮かべる人が多いのがエアラインパイロット。お客をA空港からB空港まで安全に、定時で、快適に連れて行くのがミッションです。
【陸上】リージョナルエアラインパイロット
エアラインパイロットとやることはほぼ同じ。使われる飛行機はより小型機を使用して、需要が比較的少ない地域へお客さんを運びます。
【陸上】チャーター便パイロット
大企業の社長など連れて地方や海外の空港へ向かう仕事です。アメリカではメジャーリーガーの移動にジェット機を使用して移動することもあります。
一般旅客機で移動することもあるが、チャーターしたり球団専属のパイロットを持つところもあるのです。
チャーターできるのは小型機から、世界のベストセラーでもあるボーイング737型機まで幅が広いです。
【陸上】自衛隊パイロット
自衛隊のパイロットと聞いたら戦闘機のパイロットが一番に思い浮かぶのではないでしょうか?そのほかにも、輸送機、救難機、ブルーインパルスのようなアクロバットパイロットがあります。
アメリカでは、軍事ドローンのパイロットがいます。離陸、着陸、エンルート専属のパイロットが所属しており、それぞれのフェーズによりパイロットを交換するのです。
衛星の遅れなどが原因で、着陸などとても難易度が増すからです。
【陸上】海上保安庁のパイロット
海上保安庁は人命救助や密漁対策、最近話題の領海・EEZを守ることを任務として活動しております。
そのほかにも、災害時の対応や海上汚染の処理、海洋調査も行なっております。
【陸上】ブッシュパイロット
冬のアラスカや一部のアフリカのように、地上や海上からの交通網が遮断されている地域があります。
そんな地域に乗客や必要な物資を届けるパイロットです。
【陸上】遊覧飛行パイロット
観光地など絶景ポイント近くでよく見かける遊覧飛行のパイロットです。グランドキャニオンなどを小型機で飛行しながら、見所の案内などをしてくれます。
多くの場合、スカイダイビングも一緒に経営している会社が多いので、遊覧飛行のパイロットが乗客を空の遥か高くまで連れて行ってあげています。
【陸上】農業用飛行機のパイロット
日本では一つ一つの畑や田んぼが小さいため、農業用飛行機は発達しておりません。アメリカのように広大な大地では、飛行機によって種まきや農薬をサンプしてあげないと日が暮れてしまうのです。
【陸上】メディバクパイロット
医療機関を持たない小さな村などへ、医療を提供するパイロットです。設備の整った都市部へ救急搬送することもあります。
【水上】飛行艇のパイロット
紅の豚などで憧れを持った人も多いことでしょう。滑走路のように整った陸地がなくても、水面に降りることができます。日本は6800以上の島の結集なので、飛行艇が発達したらもっと素早く、より小さな島のアイランドホッピングが可能でしょう。
国産のUS-2という飛行艇があることも、日本が誇れるところでしょう。
回転翼航空機
一般的にヘリコプターと呼ばれているものです。日本では2018年12月の段階で、825機もの回転翼航空機が登録されております。
海上保安庁のパイロット
海上保安庁は飛行機の他にヘリコプターも所有しております。MHスーパーピューマ225をはじめとする、全部で7種類もの回転翼航空機を所有しております。
警察のパイロット
全国の都道府県に配備され、飛行隊や管区で分類され全部で9のエリアに分けれれ配備されております。
消防のパイロット
消防の責務は全国の市町村にあります。消防の活動をサポートするべく、全国の政令指定都市の消防局と東京消防庁はヘリコプターを導入しております。全国でベル412など6機種が活躍中です。
飛行船のパイロット
飛行船は他の航空機と違って、機体内部に空気より軽いガスをいっぱいに抱え込んで、浮き上がる力を翼以外でサポートしてもらっています。
ゆったりした動きのイメージですが、大型の飛行船になると125km/hもの速度が出る機体もあります。
滑空機のパイロット
飛行機に比べ維持費が安いです。また、16歳から免許が取得できるなど法的面でもハードルが低くなっています。(飛行機や回転翼航空機の自家用操縦士免許は17歳以上)
そのため、グライダーの集まりなどが盛んで、週末に飛行場で飛ばしている組織が全国にいくつもあります。
その他
それぞれにカテゴリーに当てはまらない、もしくは全てに当てはまるパイロットを別でご紹介します。
テストパイロット
自衛隊や航空機製造メーカーに所属しており、新型機の飛行テストなどをこなっています。
決められたフライトテストを行うのは勿論のこと、結果を測定・評価しなければなりません。自分の中でしっかりとした基準や、それを周りへわかりやすく伝えるコミュニケーション能力も必要です。
試験官パイロット
国土交通省航空局に所属しており、免許を取得する際に試験をしてくれるパイロットのことです。
試験の一部は、一般の会社に務めるパイロットに委託することもでき、そういう人は試験官ではなく試験員と呼びます。
エアラインパイロットも定期的に技量審査があり、社内の国に認められた社内審査員に審査されたり、航空局の試験官に試験をしてもらいます。
また、国土交通省ではILSやグライドスロープなどの電波がしっかり基準値以内であるか、定期的に試験飛行をしております。
教官パイロット
誰しも初めは何もわかりません。そんなパイロットの卵を0から教育・指導するのか教官です。
教育証明という国家試験を通った人しか、教官になることはできません。
操縦技術が必要なのは勿論のこと、仕様が無いことですが飛行機になれていない人がとっさにとる行動には、びっくりさせられることもあるでしょう。
また、人に教える立場であるのでコミュニケーションスキルやレッスンを通して成長しているのかなどを見極める観察眼が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。パイロットといっても、色々な道に枝分かれしております。
どのパイロットに自分がなりたいのか定める事により、自分のなりたいパイロットにより最短で近づける事でしょう。
よく聞くのが、飛行機のパイロットがヘリコプターの訓練をすると、ホバリングできるヘリコプターの楽しさが忘れられなくなってしまう人も多いようですね。
今後、有人ドローンのパイロットなど今にはないパイロットの誕生も楽しみです。
しかし、もしかしたらオートパイロットの更なる発展で、パイロットという仕事自体なくなってしまうかもしれませんね。