【火山】火山実況図 (VAGI)
何に使うの?
「VAGI」は、「VAA テキスト報」と「VAG」も同時に発表され、火山灰の範囲や航空路への影響をを判断する際に使用されます。
【記号】
- 黒線で囲まれた範囲:火山灰の領域を示す。
- TOP:火山灰の高度
- MOV:火山灰の移動方向と速度(kt)
その他:火山の名称、火山の位置(緯度、経度)、火山の標高(メートルとフィート)
火山灰の高さは、「PIREP」と「衛星」から情報収集することが可能です。
「PIREP」情報は、パイロットが見たそのままの実況です。
「衛星」からの情報は、火山灰の覆域を衛星画像から判断することもできますし、他の雲と違って火山灰は暖かいので赤外線画像を使用してもある程度の高さを把握することが可能です。
これらの情報をもとに、数値予報モデルを利用して火山の噴煙の「温度」から「高度」が算出されています。
いつ発表されるの?
【発表時刻】
- 噴火が確認されてから6時間毎(対象時刻、6時間後、12 時間後、18 時間後)
どうやってアクセスするの?
【参考文献】
- 気象庁東京航空路火山灰情報センター
- 羽田空港Weather Topics 定期号 通巻第43号
- 羽田空港Weather Topics 定期号 通巻第53号
- 第10回(平成27年度)航空気象シンポジウム
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