【天気:実況・解析情報】高解像度降水ナウキャストの見方
何に使うの?
高解像度降水ナウキャストは、XバンドやXRAINの観測データを元に作られる、気象庁が発表する防災気象情報の一つです。
2019年からはCバンドレーダ雨量計の情報も組み合わされ、さらに精度が向上しています。
主に、異常気象などによる集中豪雨の影響による水害などから、災害を軽減するために使われています。
5分に1回更新されるので、夏の急激に発達する積乱雲がもたらす突発的な降水現象にも対応が可能なのが強みです。
ナウキャストのデータには、地形的な効果や数値予報は考慮されていないため、雨雲のこれからの発達・衰弱などの予想には向きません。
レーダで観測された雨雲の情報と雨量計の情報を組み合わせ、雨雲の移動方向や現在の速度から予測が立てられます。
陸地付近は「250m」の格子に分けられ、海上付近は「1km」の格子に分けられ予測されています。
予測時間も5分単位で、「30分後」までは、陸地付近で「250m」格子の予測が立てられ、「35分後」から「60分後」までは陸地付近でも海上と同じ「1km」の格子で予測が立てられます。
いつ発表されるの?
- 5分間隔で1日288回
どうやってアクセスするの?
- 気象庁のホームページにアクセス
- 「実況・解析情報」の1番目にある「高解像度降水ナウキャスト」をクリック
【参考文献】