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【バードの法則】ハインリッヒの法則から40年後の法則

【バードの法則】ハインリッヒの法則から40年後の法則

バードの法則とは?

今回は、「ハインリッヒの法則」の後にFrank E. Bird Jr.さんにより発表された、「バードの法則」についてご紹介します。

前回、【ハインリッヒの法則】災害を未然に防止する為のバイブルをご紹介しました。

「ハインリッヒの法則」は1929年に発表され、その約40年後「バードの法則」が発表されました。

「バードの法則」で出てくる数字は、「ハインリッヒの法則」とは少し違うところがありますが、大きく捉えて大きな事故は偶然ではなく、事故の原因となる小さな芽が沢山生えているということでしょう。

「ハインリッヒの法則」や「バードの法則」で出てくる数字が大事ではありません。

本質は、重大事故発生は氷山の一角で、その周りには多くのヒヤリハットが眠っているということです。

なので、根本的なところを改善しないと、重大事故の対策はできません。

「バードの法則」のピラミッドの上に行くほど、人の命が脅かされてしまいます。

なので、いかにピラミッドの下の方にある小さな「事故の予兆」で対策を打つかが大切です。

日頃からの積み重ねで、1歩1歩不安全要素を取り除いていくことで、大きな事故を引き起こす可能性が減ります。

「バードの法則」は、1969年に発表され、別名「1:10:30:600の法則」とも呼ばれています。

アメリカの保険会社のデータ約175万件(21業種297社)の事故を分析して、この法則を導き出しました。

それぞれ、

  • 重症災害:1
  • 軽傷災害:10
  • 物損事故:30
  • ヒヤリハット:600

と分析の結果が出ました。

ピラミッドの下2つ「物損事故」と「ニアミスインシデント」の合計630件のマイナーなインシデントを分析することで、重大な災害を防ぐ為の対策を練ることができます。

バードの法則

まとめ

人間はもともとミスを犯しやすい動物であることを、認識して行動しなければいけません。

「自分だけは大丈夫」とか、「前回大丈夫だったので今回もきっと大丈夫」と安易な考え方は危険です。

日頃の心構えや甘い気持ちが積み重なり、だんだんと出来心で行なっていた不安全要素を含む行動がエスカレートしていき、いつか重大な事故を招くことになりかねません。

自分が危険と思った事象は、他の人も経験する可能性は大いにあります。

会社に勤めているのであれば、社内で体験したヒヤリハットや危険だと思う作業など、意見や体験をシェアできるシステム構築が大事ではないでしょうか。

ヒヤリハットを会社全体で共有をしていくことで、事故につながる小さな危険な芽を1つずつ潰していくことが大切でしょう。

安全対策部のメンバーだけで考えるのではなく、多くの人の頭を使って考えた方が色々な視点から物事を考えることで、より精度の高い対策が作成できるかもしれないですね。

また、事故調査委員会が調査レポートを作成しているのも、そういう面で将来に役立てる為なのではないでしょうか。

今回は、「ハインリッヒの法則」によく似た、「バードの法則」をご紹介しました。

【参考文献】

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