【FBJP】国内悪天予想図の見方

何に使うの?
FBJPは6時間先の航空機に影響を与えるであろう、国内の天気の悪いところを図にして予報してくれます。
高さの範囲は、地上から150hPa (45,000ft : 12,000m)気圧面までで予測されます。
タービュランスが予想されているエリアは飛行を避けるべきですし、通過するのであればシートベルトサインの点灯や客室乗務員などへの事前の打ち合わせをした方がいいでしょう。
【気象現象】
- ジェット気流
- 悪天域
- 火山活動
- 破線:5,000ftの高さでの0℃の等温線(0℃と50と表記)
- 破線:10,000ftの高さでの0℃の等温線(0℃と100と表記)
- 高気圧、低気圧、台風などの位置
- 雷雨、雪、霧のエリア
- タービュランス域
【積乱雲 (Cb)と一緒に出される記号とその意味】
略 | 英語 | 意味 |
ISOL |
Isolated | 孤立している状態:囲まれたエリアの50%未満に雲 |
OCNL | Occasional | 囲まれたエリアの50%~75%未満に影響を与える |
FRQ | Frequent | 囲まれたエリアの75%以上に影響を与える |
EMBD | Embedded | 雷雨が雲の中に埋め込まれているので、容易に認識できない |
図に使われる記号の説明は、英語ですが図の左側に書いてあります。
いつ発表されるの?
- 1日4回:対象時刻の5時間30分前に発表
- 【発表時刻】
- 21:30 JST (12:30 UTC)
- 03:30 JST (18:30 UTC)
- 09:30 JST (00:30 UTC)
- 15:30 JST (06:30 UTC)
- 【対象時刻】
- 03:00 JST (18:00 UTC)
- 09:00 JST (00:00 UTC)
- 15:00 JST (06:00 UTC)
- 21:00 JST (12:00 UTC)
どうやってアクセスするの?
- 気象庁のホームページにアクセス
- 「空域の情報」の欄の一番上にある「国内悪天予想図」をクリック

【FBTK】下層悪天予想図

下層悪天予想図は、小型機の安全と効率的な運航の支援を主な目的として、日本全国を6つの領域に分け、地上(海上)から高度約15,000フィートまで予想される、下層空域の悪天を対象として提供されています。「降水エリア」「降雪エリア」「雷エリア」「タービュランスエリア」「低視程エリア」「雲底又は雲頂」「0℃高度」等
数値予報の計算結果から自動作成(画像化)したものであり、実際に発表する飛行場予報や台風予報等と異なる内容が含まれている場合があります。
提供間隔は1日8回で、3時間毎に「1時間後」「3時間後」「7時間後」の予想図が提供されています。
下層悪天予想図(詳細版)

災害発生時などの救助・救難活動等にあたる小型機の運航に必要な「地上付近の見通し」「雲頂及び雲底高度」「上空5,000フィート(約1,500メートル)付近の風向・風速」「雷」の予測を把握するために、気象庁が令和4年3月17日(木)12時から常時提供し始めました。
提供間隔は1日8回で、3時間毎に全国64領域に対して最新の情報を提供してくれます。
- 提供場所:気象庁ホームページ内の空域の情報内