【飛行機のエンジン】ジェットエンジンのオペレーションについて
ジェットエンジンは、どのぐらいの燃料を燃焼室に送り込むかによって出力が決まります。
多くのターボジェットエンジンやターボファンエンジンは、オートメーション化が進み、エンジンコントロールはそれぞれのスラストレバー1本のみでよくなりました。
スラストレバーは、燃料コントロールとエンジンを制御するコンピューターに繋げられ、「タービンのRPM」「内燃温度」などエンジンに取り巻く状況を読み取り、どの程度燃料をエンジンに流すか決めます。
ジェットエンジンでは、回転するパーツそれぞれに回転計が取り付けられています。
N1, N2, N3…
回転計のうち、 N1ゲージと言うものがあります。
N1は、ジェットエンジンの低圧コンプレッサーセクションの回転数を表してくれています。
N2は、ガスジェネレーター付近(高圧)の回転数を表しています。
3スプールに分かれているエンジンは、N3ゲージもついている機体もあります。
タービンエンジンは、ものすごく高速で回転するので、実際のRPMを表示するのではなく、デジタル較正をして%で表示します。
ガスタービンエンジンと温度計
タービンガスエンジンのオペレーションをする上で、エンジンの温度計は注意深くモニターする必要があります。
数秒のうちにあっという間に、エンジンの温度リミットを超えてしまいます。
そして、深刻なダメージをエンジンに与えてしまいます。
なので、エンジン内の温度コントロールはとても大切で、エンジン内の多くの箇所に、温度計が取り付けられています。
例えば:
- EGT (Exhaust Gas Temperature) – 排気ガスの温度計で、タービンを通過してテイルパイプに入るあたりで測定されています。
- TIT(Turbine Inlet Temperature) – 吸引された空気が、圧縮第一ステージに行った時の温度。一番高温になる場所で測定が難しい。
- ITT(Interstage Turbine Temperature) – 低圧タービンと高圧タービンの間の間の温度
- TOT(Turbine Outlet temperature) – EGTのように、タービンの排出口の温度
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【参考文献】